エキスパンダの使用
同配管の冷媒配管を溶接する場合、片側の配管を拡張し、
その部分に同配管を接続して溶接出来るようにするため、
エキスパンダを使用します。
動画説明もありますので、こちらを参照して下さい。
現場の職人さんによっては、スウェージングと呼ぶ方もいらっしゃいます。
元々、配管に刺して、ハンマーで叩いて広げるスウェージングという
工具があり、その呼び名が残っています。
現行は、エキスパンダ(エキパン)の名称で売られているものの方が
多いです。スウェージングの画像も張っておきます。
エキスパンダの準備
エキスパンダのコマは各配管サイズがあります。
対象のコマを選択して下さい。
エキスパンダのレバーを開き、中央のピンを引っ込ませます。
コマをねじ込み根元まで入れて下さい。
冷媒管の拡張
コマの先端を冷媒管の内側に差し込んだらレバーを閉じると、
配管内部でコマが広がり、冷媒配管が拡張されていきます。
拡張の際は、一度で広げず、3回ほどに分け、角度を変えて
拡張して下さい。
冷媒管が冷えていると綺麗に拡がらず、割れてしまいます。
直管の拡張
先ほどまでは、なまし管の説明でしたが、直管の冷媒管の場合、
肉厚が厚く、そのまま広げるのは、結構な力が必要です。
その場合、拡張したい部分を、ガスバーナーや、溶接機で暖めます。
銅管は一度火で温め(なますと言います。)るとやらかくなり、
容易に拡張できるようになります。
温めた直後は、簡単に広げることが可能です。
この場合、一度で広げても、まず割れることはないと思います。
動画説明
動画で詳しく説明していますので、確認して下さい。