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楽天市場】【あす楽】ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー No ...

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ドライバーとは

ドライバーはネジの締め付けや、取外などを行う工具です。

機能は極めて単純ですがプラス(+)、マイナス(-)やサイズによって、製品には様々な

バリエーションがあります。

ドライバーの形状

ドライバーには先端が十文字となっており、プラスネジに適合したものがプラスドライバーと

いい、先端が一文字となっておりマイナスネジに適合したものがマイナスドライバーとなります。

 プラス

 マイナス

この2種類が一般的に言われるドライバーとなりますが、特殊な形状をした特殊ネジ用の

ドライバーもあります。

特殊ネジの形状と呼び方はこちらを御確認下さい。

ドライバーのサイズ

プラスドライバー・マイナスドライバーの寸法規格を定めるのはJIS規格です。

プラスドライバーは、適合ネジの径の小さな順に、0番~4番の5種類になります。

0番 径1.6~2.0mmのネジに使用

   一般に精密ドライバーと呼ばれます。

1番 径2.0~2.9のネジに使用

   小物の固定に使われております。

2番 径3.0~5.0mmのネジに使用

   一般的に使われているサイズです。

3番 径5.5~7.0mmのネジに使用

   大きめの物の固定に使われております。

4番 径7.5mm~のネジに使用

   一般の方はまず見る事は無いと思います。

   ホームセンターにも売っている所見ることはありません。

一方、マイナスドライバーは、先端の一文字の厚みと幅によって分類され軸の長さで8種類に分類

することが可能です。呼びます。

軸長 50mm  厚0.6mm×幅4.5mm

軸長 57mm  厚0.7mm×幅5.5mm

軸長100mm  厚0.8mm×幅6.0mm

軸長125mm  厚0.9mm×幅7.0mm

軸長150mm  厚1.0mm×幅8.0mm

軸長200mm  厚1.1mm×幅9.0mm

軸長250mm  厚1.2mm×幅10.0mm

軸長300mm  厚1.2mm×幅10.0mm

ドライバーの種類

ドライバーには、軸部分の構造から大まかに2種類に分類される。

普通型(非貫通型)

軸部分がグリップの途中まで入ったところで固定されているもの

貫通型

軸部分がグリップを貫いてハンドルの端部まで来ているもの

貫通型は柄の端部をタガネとして使用することが出来ます。

グリップの材質

ドライバーの持ち手を「グリップ」と呼びますが、大きく4つの材質に分類されます。

1.硬い樹脂製

ハードタイプと呼ばれることもあります。割と目にする機会も多いのではないでしょうか?表面加工も少なく平滑なデザインが多いため、汚れを簡単に除去できるメリットがあります。

2.柔らかい樹脂製

ソフトタイプとも呼ばれます。グリップに弾力があり握りやすく、長時間の作業をする際に重宝します。表面に滑り止めのザラザラがついていたり、手の形になじみやすい形だったりと、さまざまな工夫がなされています。一般的に普及しているのはこのタイプですね。

3.木製

樹脂製が販売される前はこちらが主流でした。自然素材なので手にフィットしやすく、油などが少しついても、滑りにくいという特徴があります。

4.ステンレス製

ステンレスの特徴である「さびにくさ」と「硬さ」を併せ持ちます。汚れにくく衛生的ですので、精密機器や食品にかかわる分野で利用されています。

ドライバーの先端

ドライバーの先端には、ネジが脱落を防ぐため、先端に磁気を帯びさせた製品もあります。

このようなドライバーには、購入の際『磁気入り』や『MG入り』と記載されています。

また、磁気を帯びさせ(復活)たり、磁気入りでないドライバーへ磁力を着磁したり、脱磁させる

工具があります。

磁力を復活させる又は、着磁・脱磁させる工具

・マグキャッチ

・ネジまぐキャッチャー

・マグネタイザー

軸部分の材質

軸部分の材質は主に合金鋼(鋼に合金を加えて強度を上げたもの)が用いられています。

なお、軸部表面は、メッキ処理や、防錆皮膜をかけた「黒染」など、強度や耐食性を上げる工夫が

されています。

また、軸部表面を絶縁性のある樹脂でコーティングされた絶縁ドライバーがあります。

ドライバーの使い方

プラスドライバーおよびマイナスドライバーの使い方は、正しく使用すれば難しいものではありま

せん。しかし、身近なツールであるために通常の使用法とは異なる使い方をしてしまう例も見受け

られます。適切に使えるよう、使用上の注意点を覚えておきましょう。

ドライバーを使用する際には、ネジに対してまっすぐ押し込みましょう。

締める・緩める時には、ただ回転させるだけでなく、ネジ方向に押し込むのがポイントです。

回転させる力を3割、押し込む力を7割とイメージすると良いでしょう。

ドライバー使用の注意点

寸法の確認

基本的な注意事項として、プラスドライバー・マイナスドライバーは先端部の寸法がネジの溝

の寸法に適合したものを使用することが大切です。サイズの合わないドライバーを使用すると

ネジ山がつぶれてしまったり、手元が狂ってドライバーがずれたりと、ネジ山の破損や怪我に

注意しましょう。

タガネとしての使用禁止(普通型)

プラスドライバー・マイナストライバーの尻をハンマーで叩いてタガネのように用いたり、

てこのように使ったりなどして乱暴に扱うのはやめましょう。ドライバーの軸を傷め、劣化

してしまうからです。ただし、貫通型のドライバーの場合は尻を叩いても問題ありません。

素手以外での使用禁止

ネジを硬く締めたり硬く締まったネジを無理にこじ開けたりする目的でペンチやプライヤー

などを使い、プラスドライバー・マイナスドライバーのグリップを掴んで回してはいけません。

ツールの許容範囲以上の力を加えると、ドライバーそのものやネジなどの損傷を招きます。

電源の遮断

電気系統での作業を行う場合は、思わぬショートや感電事故が発生することがあります。

特に、貫通型の場合ドライバーを介して、人体に電気が流れ感電事故となります。

これらの事故を防ぐため、必ず電源を遮断してから作業にあたりましょう。

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